Metro Style アプリの特徴 (1)

 BUILD2011 のサイトでセッションの日本語字幕付きビデオが公開されていたので見てみました。
 Metro Style アプリは全画面でタイル等を使ったデザインなので Windows Phone のアプリと同じような物と思っていましたが、考えていたよりも違いが多いようです。

 ビデオの内容や Developer Preview を動かした上で気になった点を、何回かにわけてまとめておきたいと思います。

画面の端の使い方

 画面の上下左右には特定の機能が割り当てられています。

  1. 左端
    • 左端はアプリの切り替えです。
    • 左端を端から中に向かってスワイプすると、起動中の他のアプリに切り替えられます。
    • スナップ(端から中に向かってドラッグするような動作)すると、現在のアプリの端に他のアプリが一部表示されます(スナップビュー)。
    • スナップビューの位置を左右で入れ替えたり、メインアプリとスナップビューで表示されているアプリを入れ替える事もできます。
    • マウスで操作する場合は、左端にマウスカーソルを持っていくと切り替えるアプリが小さく表示されるので、それをドラッグするような形で右側に引き出すと切り替えられます。
  1. 右端
    • 右端はチャームとよばれる機能の呼び出しです。
    • 右端を端から中に向かってスワイプするとバーが表示されます。バー上にはチャームと呼ばれる機能を実行するためのアイコンが表示されます。
    • チャームには「スタート」、「設定」、「検索」、「共有」等があります。
    • スタートを選択すると、スタート画面に戻ります。
    • マウスで操作する場合は、左下(今までスタートボタンがあった場所あたり)にマウスカーソルを持っていくと表示されます。
  1. 上下端
    • 上下端はアプリケーション用です。
    • 上端または下端を端から中に向かってスワイプすると、下端にアプリバーが表示されます。
    • 上端はアプリによって自由に使えるようですが、IEだとタブが表示されていました。
    • マウスで操作する場合は、コントロール等が表示されていない場所で右クリックをすると表示されます。

 なるべく画面上はシンプルに保っておき、必要になった段階でバー等を表示するという考え方になっているようです。