Metroスタイルアプリのリモートデバッグ

 開発用のマシンの他にタブレット端末等を用意してリモートデバッグを行ってみたいと思います。

実行マシンの設定

 まずアプリを実行するマシンにツールをインストールする必要があります。

 Visual Studio 11 Beta 用にもツールが用意されていますのでダウンロードしてインストールします。
 http://www.microsoft.com/downloads/ja-jp/details.aspx?familyid=cff1121c-e8be-410a-aae7-0f993ebcbe33

 インストールするとスタート画面に“Remote Debugger”が登録されます。
 最初に実行した時にファイアーウォールの設定が行われますので、まず起動して設定しておきます。

デバッグ時の操作

 リモートデバッグを行う時は、先にアプリを実行するマシンで“Remote Debugger”を起動します。
 起動すると“Visual Studio リモート デバッグ モニター”が表示され接続待ち状態になります。
 アプリ実行マシンの準備はこれで完了です。

 次に開発マシン側の Visual Studio で実行先として“リモート コンピューター”を選択します(通常は“ローカル コンピューター”か“シミュレーター”が選択されていると思います)。
 選択すると“リモート デバッガー接続の選択”画面が表示されます。
 同一LAN内に“Remote Debugger”を起動して接続待ちになっているマシンがあれば表示されますので、実行マシンを選択します。

 この状態でデバッグを開始すると、実行マシンにアプリケーションが配置され実行されます。
 なお、実行マシンで開発ライセンスの取得が行われていない場合は、初回実行にライセンス取得が行われます。

 以降は、通常通りデバッグが可能です(ブレークポイントで止めるなどの操作も通常通りできます)。