ピクセル数のスケーリング (1)
Metro Style アプリでは画素密度の違うディスプレイに対応するために、スケーリングを考慮する必要があります(100%、140%、180%の3種類)。
スケーリングに関してはガイドライン(http://msdn.microsoft.com/en-us/library/windows/apps/hh465362.aspx)が公開されています。
ガイドラインによると 5px で割り切れるサイズを指定する事で、ピクセルの丸めが発生しなくなるという事のようです。
これは、指定したピクセル数が100%での値として扱われ、画素密度が高いディスプレイを使用している場合は、ピクセル数が1.4倍、1.8倍されて表示されるという事だと推測されます。
つまり、ディスプレイの物理サイズが同じで表示画素数が増えた場合は、画面に表示される情報量は変らずに高精細に表示される事になります。
シミュレータで選択できる画面サイズ、表示画素数を元に考えると以下のようになるはずです。
画面サイズ | 表示画素数 | 拡大率 | 表示内容 |
---|---|---|---|
10.6インチ | 1366×768 | 100% | 基準サイズ。 |
10.6インチ | 2560×1440 | 180% | ピクセル数が基準サイズから1.8倍される。物理的な表示サイズは変化しない。 |
27インチ | 2560×1440 | 100% | ピクセル数は同じ。物理的な表示サイズは基準サイズよりも小さくなる。 |
実際にシミュレータで表示させて見ましたが、Developer Preview ではシミュレータの動作が安定せず実行するたびに結果が変ってしまうため確認できませんでした。
新しいバージョンが公開された時点でまた確認してみたいと思います。